ソニーEマウントのフルサイズ機でF4通しの標準ズームを一本選ぶとき、FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)とFE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)は両端の焦点距離が異なります。前者は20mmの広さと軽さ、後者は105mmまでの望遠域とレンズ内手ブレ補正が主な選択軸です。実機での画質やAFの比較ではなく、ソニー公式仕様を基にした購入ガイドです。
アイキャッチは概念イラストで、実製品写真や撮影サンプルではありません。
主要仕様の比較表
| 項目 | FE 20-70mm F4 G | FE 24-105mm F4 G OSS |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 20-70mm | 24-105mm |
| 開放F値 | 全域F4 | 全域F4 |
| 質量 | 約488g | 約663g |
| 長さ | 約99mm | 約113.3mm |
| 最大撮影倍率 | 0.39倍 | 0.31倍 |
| フィルター径 | 72mm | 77mm |
| レンズ内手ブレ補正 | なし(ボディ側対応) | あり |
両機ともフルサイズ対応のソニーEマウントレンズです。価格・在庫は購入先と時点で変わるため、購入前に最新表示を確認してください。
20mmの広さが必要なら20-70mm
20mmと24mmの差は数字上は4mmですが、広角側で画角を確保したい狭い室内や風景では重要です。ソニー公表のフルサイズ対角画角は20-70mm側が94°-34°、24-105mm側が84°-23°。ただし必要な画角は撮影場所と構図次第で、すべての人に20mmが必要とは限りません。20-70mmは約488gで、24-105mmより約175g軽く、長さも約14.3mm短い公称値です。持ち歩く頻度を重視する人の判断材料になります。
望遠域とOSSが必要なら24-105mm
24-105mmは70mmを超える中望遠域まで一本で撮れます。人物や遠くの被写体をより大きく切り取りたい場合、望遠側35mmの差に価値があります。またレンズ内手ブレ補正方式を搭載します。20-70mmの仕様ではレンズ内補正は非搭載と記載され、対応するボディ側の補正を使う形です。ただし手ブレ補正の効き方はボディ、焦点距離、設定、撮影方法で変わるため、数値だけで実写の成功率を断定できません。
近接撮影と運用コストも確認
最大撮影倍率は20-70mm側0.39倍、24-105mm側0.31倍です。近くの小物を大きく写したい場合、最短撮影距離だけでなく倍率まで見ると選びやすくなります。フィルター径は72mmと77mmなので、既に持っている保護フィルターやNDフィルターがそのまま使えるかも確認してください。フィルター径の考え方はフィルター径とステップアップリングのガイドにまとめています。
選び方を3つに絞る
- 風景・狭い室内・動画で20mm始まりが必要で、携行性を優先するならFE 20-70mm F4 G。
- 旅行や行事でレンズ交換を減らし、70-105mmの画角も使うならFE 24-105mm F4 G OSS。
- 手持ちでの望遠撮影が多いなら、使用ボディの補正仕様も確認したうえでOSSの有無を判断。
APS-C機に装着した場合は画角が変わり、ソニー公表の35mm判換算目安はそれぞれ30-105mm、36-157.5mmです。使用するセンサーサイズを必ず合わせて比較してください。選択の結論は、広さと軽さを取るか、望遠域とレンズ内補正を取るかです。

