ソニーEマウントのフルサイズ広角ズームを16-35mmで探すと、FE PZ 16-35mm F4 G(SELP1635G)とFE 16-35mm F2.8 GM II(SEL1635GM2)が候補になります。焦点距離は同じですが、前者は軽量な電動ズーム、後者は開放F2.8と近接性能が主な差です。以下はソニー公式仕様に基づく比較であり、実写画質を試したレビューではありません。
アイキャッチは概念イラストで、実製品写真ではありません。
公式仕様の比較表
| 項目 | FE PZ 16-35mm F4 G | FE 16-35mm F2.8 GM II |
|---|---|---|
| 型名 | SELP1635G | SEL1635GM2 |
| 焦点距離 | 16-35mm | 16-35mm |
| 開放F値 | F4 | F2.8 |
| ズーム方式の特徴 | 電動パワーズーム | 電動パワーズームではない |
| 質量 | 約353g | 約547g |
| フィルター径 | 72mm | 82mm |
| 最短撮影距離 | 0.28m(広角)/0.24m(望遠) | ズーム全域0.22m |
| 最大撮影倍率 | 0.23倍 | 0.32倍 |
| レンズ内手ブレ補正 | なし | なし(対応ボディ側で補正) |
| ソニーストア掲載価格 | 185,900円(税込) | 358,600円(税込) |
価格は2026年10月7日にソニー公式仕様ページで確認した掲載値です。販売価格・在庫・ポイント・保証条件は変わるため購入先で再確認してください。APS-C機に装着する場合、ソニーの35mm判換算の焦点距離イメージは両機とも24-52.5mmです。
動画と携行性を優先するならF4 PZ
SELP1635Gは電動ズームに対応し、約353g。SEL1635GM2より約194g軽い仕様です。ジンバルや長時間の手持ち撮影で重量を抑えたい場合、動画中のズーム操作を使いたい場合に検討しやすいレンズです。ただしズームの滑らかさや機材とのバランスは設定・カメラ・アクセサリーで変わり、公式仕様だけで操作感を断定できません。開放F4なので、暗所や浅い被写界深度を優先するならF2.8との差を検討してください。
暗所と近接を優先するならF2.8 GM II
SEL1635GM2はズーム全域で開放F2.8。F4より1段明るい設定ができ、同じ露出条件ならシャッター速度またはISO感度の選択幅が広がります。ただし実際の画質・手ブレ・被写体ブレの結果はカメラや撮影条件次第です。最短撮影距離はズーム全域0.22m、最大撮影倍率0.32倍で、広角で被写体に寄る構図にも向きます。一方、約547gと82mmフィルターは携行重量や周辺機材の費用に影響します。
購入前に確認したい3点
- 動画の比率:移動撮影やズーム操作をよく使うなら、電動ズームの必要性を明確にする。
- 暗所の頻度:室内・夜景・星景などF2.8を使いたい場面がどれほどあるか整理する。三脚やISO設定で代替できる場面もある。
- 既存機材:72mmと82mmでフィルターを共用できるか、バッグやジンバルの積載重量に収まるか確認する。
結論は、軽さと動画向けの電動ズームならFE PZ 16-35mm F4 G、開放F2.8と近接性能ならFE 16-35mm F2.8 GM IIです。両機ともレンズ内手ブレ補正を搭載しないため、手持ち動画ではボディ側補正と撮影方法も確認してください。焦点距離の選択自体で迷う場合は20-70mmと24-105mmの比較も参考になります。

