被写界深度とは?F値・焦点距離・撮影距離でボケを調整する方法

花を使って浅い被写界深度と深い被写界深度を比較するオリジナル画像 撮影技術・メンテナンス
被写界深度の違いを表現した編集部制作の概念画像(実製品写真ではありません)

被写界深度とは、ピントを合わせた位置の前後で、実用上ピントが合って見える範囲です。浅くすると主役を背景から浮かせやすく、深くすると手前から奥まで見せやすくなります。

※アイキャッチは編集部制作の概念画像で、実製品写真ではありません。

被写界深度を変える3要素

操作 浅くする 深くする
絞り F値を小さく F値を大きく
焦点距離 長くする傾向 短くする傾向
撮影距離 被写体へ近づく 被写体から離れる

ニコンの説明書でも、被写界深度は絞り値、レンズの焦点距離、撮影距離の3要素で変化すると案内されています。

背景をぼかしたいとき

  1. 絞り優先モードにする
  2. レンズの開放側へF値を下げる
  3. 主役へ近づき、主役と背景の距離を離す
  4. 望遠側も試す

F値を下げるとピントの許容範囲が狭くなるため、人物では手前の目に正確に合わせます。明るい屋外ではシャッター速度上限やNDフィルターも確認します。

手前から奥まで写したいとき

F値を上げ、広角側を使い、ピント位置を工夫します。ただし極端に絞ると回折で全体の解像感が低下する場合があり、暗所ではシャッター速度が遅くなります。三脚やISO感度で補います。

センサーサイズについて

同じ画角・同じ構図を作る条件では、センサーサイズも見え方へ影響します。ただし実際のぼけはレンズ、距離、背景、絞り羽根など複数要素の組み合わせです。「フルサイズなら必ずぼける」と単純化せず、撮影条件を揃えて比較しましょう。

購入時の選び方

  • 人物・物撮り:明るい単焦点や望遠レンズを候補に
  • 風景・旅行:広角と携帯性、手ぶれ補正を確認
  • 接写:最短撮影距離と最大撮影倍率を確認

仕様・価格・在庫はメーカーと販売先の最新情報をご確認ください。

まとめ

ぼかすなら小さいF値・長い焦点距離・近い撮影距離、広く合わせるなら逆方向が基本です。一つずつ条件を変えて効果を比べると理解しやすくなります。

出典:ニコン「FM3A 使用説明書(被写界深度)」

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