交換レンズの商品名には、対応マウント、焦点距離、開放F値、手ブレ補正、フォーカス駆動方式など多くの情報が詰まっています。略号はメーカーごとに異なりますが、読み取る順番を覚えると候補を絞りやすくなります。
※アイキャッチは編集部制作の概念画像で、実製品写真ではありません。
レンズ名の主な要素
| 表示例 | 意味 | 選び方への影響 |
|---|---|---|
| RF・EF・EF-Sなど | 対応するレンズマウント | ボディーへ直接装着できるか確認 |
| 24-105mm | 焦点距離の範囲 | 小さい側ほど広角、大きい側ほど望遠 |
| 50mm | 単焦点レンズ | 画角を変えるには撮影位置を動かす |
| F2.8 | 開放F値 | 小さいほど明るく、ボケを作りやすい傾向 |
| F4-7.1 | ズーム位置で開放F値が変化 | 望遠側で暗くなることを示す |
| IS | レンズ内手ブレ補正 | 静止被写体の手持ち撮影を支援 |
| USM・STM | オートフォーカス駆動方式 | 速度、静粛性、操作感などに関係 |
最初にマウントを確認
焦点距離や価格が希望どおりでも、ボディーとマウントが合わなければ直接装着できません。キヤノンの例ではRF、EF、EF-Sなどがあり、組み合わせによってはマウントアダプターが必要、または使用できない場合があります。購入前にボディーとレンズ双方の対応表を確認します。
焦点距離は画角の目安
ズームレンズの「24-105mm」は、24mm側から105mm側まで画角を変えられることを示します。単焦点の「50mm」は焦点距離が固定です。APS-Cボディーではフルサイズと写る範囲が異なるため、メーカーが示す35mm判換算の画角も確認しましょう。
F値は「一定」か「変動」か
「F2.8」のようにひとつだけ記載されるズームは、ズーム全域で開放F値が一定のタイプです。「F4-7.1」のように幅がある場合は、焦点距離を望遠側へ動かすと使用できる最小F値が大きくなります。暗所やボケを重視するなら、焦点距離と開放F値をセットで比べます。
IS・STM・USMの見方
キヤノンではISがレンズ内手ブレ補正を示します。USMとSTMはオートフォーカス用モーターの名称で、設計によって速度や静粛性、動画撮影時の動作などが異なります。略号だけで優劣を決めず、使用するボディーとの組み合わせ、最短撮影距離、重量も仕様表で確認してください。
購入前チェックリスト
- 所有ボディーとマウントが合うか
- 必要な画角を焦点距離でカバーできるか
- 開放F値は撮影環境に十分か
- 手ブレ補正の有無とボディー側補正との連携
- 重量、フィルター径、最短撮影距離
- アダプター使用時の制約
まとめ
レンズ名は、マウント、焦点距離、F値、手ブレ補正、駆動方式の順に分解すると理解しやすくなります。最後は略号だけでなく、メーカー公式の仕様表と対応情報で確認してから選びましょう。

