最初の交換レンズ選びでは、焦点距離が固定された単焦点レンズと、画角を変えられるズームレンズのどちらにするか迷います。優劣ではなく、撮影場所と被写体に合わせて選ぶことが重要です。
※アイキャッチは編集部制作の概念画像で、実製品写真ではありません。
違いを比較
| 項目 | 単焦点レンズ | ズームレンズ |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 固定 | 一定範囲で変更可能 |
| 構図変更 | 撮影者が動く必要 | その場で素早く調整 |
| 明るさ | 小さなF値の製品が多い | 製品によって開放F値が変化 |
| 携帯性 | 小型軽量な製品も多い | 1本で複数画角をカバー |
| 向く場面 | ポートレート、室内、表現練習 | 旅行、イベント、子ども、撮り直せない場面 |
単焦点レンズの長所
キヤノン公式は、単焦点レンズを焦点距離が変えられないレンズと説明し、明るく高性能な製品が多いことを特徴に挙げています。F値の小さいレンズなら、暗い場所でシャッタースピードを確保しやすく、背景もぼかしやすくなります。
一方、画角を変えるには自分が前後へ動く必要があります。狭い室内や立入範囲が決まった会場では、希望する構図を作れない場合があります。
ズームレンズの長所
ズームレンズは、24-105mmのように一定範囲の焦点距離を1本でカバーします。旅行や運動会など、レンズ交換の時間を取りにくい場面で便利です。現在は高画質で明るいズームもあるため、「ズームは必ず画質が低い」と一律には判断できません。
目的別の選び方
- 旅行で荷物を減らしたい:標準ズーム
- 室内や夜に人物を撮る:明るい単焦点
- 子どもやイベントを素早く撮る:ズーム
- 構図を学びたい:標準域の単焦点
- まだ好みの焦点距離が不明:キットズームで使用記録を確認
購入前に確認すること
焦点距離だけでなく、ボディーとのマウント適合、開放F値、手ブレ補正、最短撮影距離、重量、フィルター径を確認します。APS-Cでは同じ焦点距離でもフルサイズより狭い画角になるため、換算画角にも注意が必要です。
まとめ
撮り直せない場面と機動力を重視するならズーム、明るさやボケ、撮影練習を重視するなら単焦点が有力です。最初から決め切れない場合は、標準ズームでよく使う焦点距離を把握してから単焦点を追加すると失敗を減らせます。

