キヤノンRFマウントで単焦点レンズを追加するとき、RF50mm F1.8 STMとRF85mm F2 MACRO IS STMは用途が大きく異なります。前者は小型軽量な標準レンズ、後者は人物撮影や寄った小物撮影を考えやすい中望遠・ハーフマクロです。メーカー公表仕様の比較であり、実写画質やAF速度を試したレビューではありません。
アイキャッチは汎用レンズの概念イラストで、実製品写真ではありません。
公式仕様の違い
| 項目 | RF50mm F1.8 STM | RF85mm F2 MACRO IS STM |
|---|---|---|
| 焦点距離・開放F値 | 50mm・F1.8 | 85mm・F2 |
| 最短撮影距離 | 0.30m | 0.35m |
| 最大撮影倍率 | 0.25倍 | 0.5倍 |
| 質量 | 約160g | 約500g |
| レンズ内手ブレ補正 | なし | あり |
最短撮影距離はレンズ先端ではなく撮像面からの距離です。数値だけで被写体との実際の作業距離は判断できません。また両レンズはRFマウント用ですが、APS-CのEOS Rボディーでは35mm判換算の画角が約1.6倍相当になるため、室内で使える距離も確認してください。
毎日持ち出すなら50mm
約160gのRF50mm F1.8 STMは、荷物を軽くしたい街歩きや日常スナップで選びやすい1本です。キヤノンは最短0.30m、最大0.25倍と案内しています。テーブル上の小物にも近づけますが、等倍マクロではありません。F1.8だから必ず85mmより背景が大きくぼける、とはいえません。被写体までの距離、構図、背景の位置も変わるためです。
人物の構図と小物の拡大を重視するなら85mm
RF85mm F2 MACRO IS STMは、50mmより狭い画角で人物のバストアップなどを構図に収めたい場合に検討できます。最大0.5倍のハーフマクロ仕様は小物の細部を大きく写したい用途にも合います。一方で約500gと50mmの約3倍の質量で、撮影には被写体から下がるスペースが必要です。室内・小さな部屋での全身撮影には距離が足りないことがあります。レンズ内ISは静止した被写体の手持ち撮影を助けますが、被写体ブレを止めるものではありません。
選択の目安
- 予算と携帯性、幅広い日常用途を優先するならRF50mm F1.8。
- 人物の中望遠画角と0.5倍の接写が必要ならRF85mm F2 MACRO。
- さらに広い画角も比較したいならRF35mmとRF50mmの比較も確認。
価格・在庫・レンズフードの付属条件は時期と販売店で変わります。購入直前に最新表示を確認してください。撮影用途が決まっていれば、手持ちのボディーで焦点距離を試してから選ぶと失敗を減らせます。

