ニコンZマウントのNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sと24-120mm f/4 Sは、どちらも広角24mmから始まるF4通しの標準ズームです。明るさの数値は同じでも、望遠側の長さ、携帯時の重さ、近接性能は異なります。この記事は2026年10月15日に確認したニコン公式仕様の比較です。実機の画質や手ぶれ、AF速度を試したレビューではありません。
アイキャッチは実製品写真・作例ではない概念イラストです。
まず結論
歩きながらの持ち運びや小型のバッグへの収まりを優先するなら、約500gで沈胴時全長約88.5mmの24-70mmが候補です。レンズ交換を減らし、旅行先で遠めの被写体も1本で収めたいなら120mmまで届く24-120mmが候補になります。両者の広角端と開放F値は同じなので、単純な明るさの差で選ぶ比較ではありません。
ニコン公式仕様を比較
| 項目 | 24-70mm f/4 S | 24-120mm f/4 S |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 24–70mm | 24–120mm |
| 開放F値 | ズーム全域f/4 | ズーム全域f/4 |
| 最短撮影距離 | 0.30m、ズーム全域 | 0.35m、ズーム全域 |
| 最大撮影倍率 | 0.30倍、70mm時 | 0.39倍、120mm時 |
| フィルター径 | 72mm | 77mm |
| 公称寸法 | 最大径約77.5mm×長さ約88.5mm、沈胴時 | 最大径約84mm×長さ約118mm |
| 質量 | 約500g | 約630g |
質量差は約130gです。24-70mmの長さは沈胴時の公称値であり、撮影可能な状態の長さとは直接比較できません。24-120mmの最大撮影倍率は120mm時です。倍率だけで全焦点距離の近接性能を表すものではありません。
24-70mmを選ぶ場面
街歩きや日常の記録で70mmまでで足りるなら、軽さと携帯性が利点です。撮影開始時には沈胴状態からレンズを繰り出す操作が必要です。既に望遠ズームを持っている人は、標準域を軽く担当させるという分担も考えられます。手ぶれ補正やAFの実力はボディとの組み合わせに左右されるため、公称重量だけで撮影成功率を決めつけないでください。
24-120mmを選ぶ場面
24mmの広さに加え、70mmより長い望遠端を1本で使えます。旅行中のレンズ交換を減らしたい人や、被写体に近づけない場面が多い人には明確な理由になります。120mm時の最大撮影倍率0.39倍も小物撮影の判断材料です。一方、重量とサイズ、77mmフィルターの購入費用は別途見積もってください。長い焦点距離ほど手ぶれ・被写体ぶれへの配慮も必要です。
購入前チェック
- 普段の撮影で70mmより長い焦点距離を使う頻度を確認する。
- ボディと合わせた総重量、バッグへの収まり、持ち歩く時間を考える。
- 手持ちの72mmまたは77mmフィルターが共用できるか確認する。
- 新品・中古の価格、付属フード、保証、ファームウェア対応を購入前に確認する。
焦点距離の違いをより基本から考えたい場合は単焦点28mmと40mmの比較も参考になります。価格・在庫は変動するため固定比較は避けています。

