RF85mm F2 MACRO IS STMとRF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、同じRFマウントでも近接撮影の倍率と携帯性が異なります。2026年10月19日時点のキヤノン公式仕様を基に、花や小物、人物撮影を想定した選択を整理します。実機の画質やAFを比較したレビューではありません。
アイキャッチは架空のレンズの概念イラストで、実製品写真ではありません。
結論:細部を大きく写すなら100mm、荷物を抑えるなら85mm
RF100mmは最大撮影倍率1.4倍で、被写体の細部を大きく記録したい場合に適します。RF85mmは0.5倍で、100mmより約185g軽い公式値です。画角も異なるため、被写体との距離や撮影場所を含めて選びます。単に最大倍率が高い方がすべての写真で優れるわけではありません。
公式仕様比較
| 項目 | RF85mm F2 | RF100mm F2.8 L |
|---|---|---|
| 開放F値 | F2 | F2.8 |
| 最大撮影倍率 | 0.5倍 | 1.4倍 |
| 最短撮影距離 | 0.35m | 0.26m |
| 質量 | 約500g | 約685g |
| 最大径×長さ | 約φ78.0×90.5mm | 約φ81.5×148mm |
| フィルター径 | 67mm | 67mm |
| 絞り羽根 | 9枚 | 9枚 |
最短撮影距離はカメラの撮像面から被写体までの距離で、レンズ先端からの作業距離とは異なります。公表倍率は最短距離付近の条件であり、通常撮影で常にその倍率になるわけではありません。最短撮影距離と最大撮影倍率の解説もご覧ください。
花や小物での選び方
小さな花の一部やアクセサリーの細部を画面いっぱいに写したいなら、1.4倍のRF100mmが判断材料になります。0.5倍のRF85mmでも寄れるので、花全体と周囲の雰囲気を残す用途には候補になります。高倍率ほどピント面は狭くなりやすく、手持ち撮影ではブレ・被写体の動きを慎重に確認したいところです。画質の優劣は公式倍率だけから判断できません。
人物撮影と携帯性
85mmのF2という開放値と約500gの重さは、人物も撮りつつ小物にも寄りたい人に分かりやすい組み合わせです。100mmは焦点距離が長く、室内では後ろに下がる空間が必要になる場合があります。一方、虫などに近づきすぎたくない撮影では焦点距離の違いが役立つ可能性があります。ただし実際の作業距離はレンズ形状と倍率でも変わるため、店頭で構図を確認してください。
購入時の確認
- 使うカメラがRFマウントに対応するかを確認する
- 撮りたい被写体の大きさと必要な倍率を決める
- ボディとレンズの合計重量、三脚や照明の必要性を見積もる
- 販売価格、在庫、保証、付属品と返品条件を購入先で確認する
RF100mmはキヤノンがSAコントロールリングを案内していますが、描写効果は設定と被写体で変わります。実写サンプルと取扱説明書を見て用途に合うか判断してください。RF50mmとRF85mmの比較も関連する選択肢です。

